2月10日、もてぎで行われた今季FNのメーカーエンジンテストに参加した。
午前、前日に降った雪の影響で、路面は少し濡れていた。そんな中、ホンダエンジンを搭載したマシンは武藤選手が駆り、一方トヨタエンジンを搭載したマシンには本山選手が乗り、走行を重ねた。
まずは1分34秒807で本山選手が午前のトップタイムを記録し、午前の走行は終了した。
いよいよ午後の走行。トヨタのドライバーは引き続き本山選手、ホンダは武藤選手に代わり僕が走行することとなった。
僕にとって1年3ヶ月ぶりのFNマシンでの走行、久々ということでの気負いはなかったものの、まずは慎重にコースイン、38秒くらいで10周ほど走った。その後、マシン、エンジン、そしてタイヤのフィーリングを体で感じ、確認しながら、自身の感覚を呼び覚ましていった。
勘を戻すのに時間はかからなかった。ニュータイヤを装着して36秒後半がでてからは、順調に周回を重ねた。
そこからは、僕の好みのセッティングになるように調整しながらさらに走りこみ、まだまだ成熟させる域があると感じながらも、とりあえずは満足のいく状態で最後にニュータイヤでコースにでた。
タイムは1分35秒490。久々のフォーミュラのテストを終えた。
今シーズン初のFNマシンの走行は、僕にとって、今後に繋がる良いテストになった。